脳科学者、茂木健一郎のツイートを今朝は読んでいた。
「継続の秘訣は、常に今、ここに没入すること」というテーマでつぶやかれていた。
創造することには、長い努力の継続が不可欠である。その際に、自分が継続している、ということ自体に注意を向けると、まだ長い、こんなにやったのにと意気消沈してしまう。だから、継続自体には注意を向けないことが正しい。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2017年3月3日
「今、ここ」に没入することは、言うまでもなくチクセントミハイの言う「フロー」の状態である。1時間目のフローも、100時間目のフローも、1000時間目のフローも変わらない。ただ、今ここに自分を没入させて、振り返らなければ良いのだ。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2017年3月3日
勉強も同じだろう。まだこんなに勉強しなくちゃ、もうこんなにやったのにと思うと、嫌になってしまう。そうではなくて、常に「今、ここ」に没入することだけを考える。すると不思議なことにたくさんの積み上げをいつの間にか達成することができるのだ。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2017年3月3日
何かを成し得るためには、長期間の不断の努力が必要となり、そのためには、うまい具合にフロー状態を保つことが求められる。経験の積み重ねは、己の自信を構築する反面、足かせになる可能性が高い。
これをブログ継続に当てはめていきたい。
【目次】
過去記事のまぐれ当たりは気にしない
ブログを書いていると、予期せぬタイミングで記事がヒットすることがある。思わぬ反響を産めた時に「よし!この流れでブログを成長させていくぞ!」と意気込む。
その心意気自体は大切であり、継続のモチベーションになる。
ただ、必要以上にその幸運を引きずり続けることはよくない。新たに記事を作成する際に、その記事との比較を無意識の内にしてしまう。
うまく書けたと思ったのに、全く反響が無かったりすると、あの時はあんなにブックマークやコメントが付いたのに!と焦る。
その状況回避のコツとしては、1記事、1記事を楽しむということだろうか。
まさに、「今、ここ」だけに注目するということだ。
運営期間、記事数も気にしない
僕はブログを2年以上やっているし、記事数も900個位になっている。
その割には全然アクセスが無いし、読者数も少ない。だけれども、そんなことばかり考えていたりするとブログを書くことが楽しくなくなる。
これだけ今まで頑張ってきたんだなと、自信に繋げることが出来ればいいが、上記のように「これだけやっているのに、全然ダメだ」みたいな状態に陥るのは、もったいない。
毎回、初めて記事を投稿するような気持ちで、書いていくことが大切だ。
うまく書けない日もあると割り切る。
文書力は日々上達していけるかといえば、そうでもない。
今日はいい感じだぞと、気分がのってあっという間に書き上げてしまう時がある。
逆に、少し書いては消して、書いては消してを繰り返し、終いには保存せずに閉じてしまうこともある。
文書はナマ物というか、その時の自分の精神状態や環境に物凄く影響を受ける。
特に疲れている時には書けなくなる。思考力が停滞しているからだろう。自分の場合は夜に書くのが難しい。1日に起きた出来事の情報が脳内に蓄積され、ワークメモリが一杯になってしまっている感じがする。
ワークメモリが埋まってしまったパソコンと同じように動作が重くなる。ちょっとした簡単な作業でも、うまく起動出来なくなる。自分の脳を再起動させる意味で、さっさと寝てしまったほうがよい。
こんな感じに、文書を作ることは様々な影響を受けやすいので、うまく書けない時があっても割り切ろう。そして、うまく出来なかった記事の時に限って反響があったりするからよく分からない。
おわり
夢中になってやっている内に経験値は溜まる。時間や我を忘れて没頭することが大切だ。大切だ、と言うとそれを意識しなければならないような感じになってしまうが、フロー状態を利用するのが、何かを成し得るためには1番効率が良い。
「今、ここ」を意識して、過去とか未来とかあまり気にしないで、生きていこう。
おまけ
ちょっと前にプロブロガーのかん吉さんの本を買ったのだが、結構良かった。
ブログ内容をまとめ直したと言う感じだったけれど、すごく読みやすいし、ためになった。ブログ継続のモチベーションアップのためには、こういう本を読むのも良い。
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