思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

思考するときに、人は存在する。

自由とは、思考する私となって群れから追い出されるというよりも、群れから逃走することなのである。

より

群れから外れ、死に脅かされるときにこそ思考する。

デカルトが述べた「私が存在するのは思考するあいだだけ」にはとても共感できる。

生きている実感をもてるのは思考している時だけだ。

自由とは自分が思考した通りに振舞うという意味である、という。
秩序に組み込まれたニンゲンはもはや思考することはない。
思考は退化し、息を潜めて群れの動向をうかがいながら、ときに権利を要求するだけとなる。

死の病いと生の哲学 (ちくま新書)

死の病いと生の哲学 (ちくま新書)

  • 作者:船木 亨
  • 発売日: 2020/07/07
  • メディア: 新書
より


組織に属し、ルールに従い其処にとどまり続けていると頭は不要になる。言われるがままに行動を取れば優秀とみなされ評されることとなれる。
そこに思考はない。皆無と言ってよい。

ときに権利を要求し、それをのんでもらえれば、他に思うところはなくなる。


私は群れから外れ、死に脅かされようとも存在し、生きていきたいと思う。思考のできる人となり死まで向かいたいと思う。