出世欲だとか他人から良い評価をもらうことに注力しようと思わない。
興味をもてることに全力を尽くし、つき進むことにしか考えられない。
世間を賑わせているもや、一般的に良いと評されているものに気持ちが向くこともない。
いつだって自分の価値観や考え方が軸となっている。
そうなると、どうしてもあらゆるズレが生じる。
属している会社の評価基準であったり、そのシステムに完全なる支配を受け、「人生のすべてがそこにある」という思い込みを持つ人が大半となっている。
一歩外に踏み出せば、それがどうしたと言われるはずであるのに。
しかし、組織内にいる限りは、そこでの評価だけを考えて生きることも1つの幸福であり、人生をよりシンプルにしてくれる。
「外など存在しない」と考えてしまえばいいわけである。
自分は、人生のごく一部としてしか仕事を見ていない。
「決められた時間に、決められた場所を訪れ、与えられた役割を果たしてくるだけ」
のこと。
よって、余計な頼みごとだとか、必要以上の仕事に従事するつもりがない。
それにより不当な評価を受けることもあるだろうが、それは自分が選択した結果であるから受け入れるしかない。
だが、その評価も人生のごく一部のことでしかない。
生涯を丸ごと喰われるわけではないじゃないか。
自分が興味のもてることや好きなことは、組織だけを意識している人たちからしてみれば、非常に幼く、重要性が低いことばかりだろう。
それよりも仕事に精を出し、与えられるもの以上の成果を発揮するよう努めるべきだと言われるだろう。
言われたとしても、ただそれを受け流していればいい。人に自分の価値観をいちいち説明する必要もなく、説得するべきでもない。
自分が納得できる形をただ、黙々と目指していけばいい。