無理なことは永遠に無理で、好きなことや興味のもてることしか頑張れない。
この性質からは逃げきれる日が来ることはないなと歳を重ねるごとに実感する。
頑張らなきゃこなせないことや、おもしろいと思えないことをやっていても仕方ないし、人生を棄てている感覚が強くある。
他人と比較することは非常に疲れるし、不特定多数の相手にいい顔をしたり無理に会話をするのはひどくストレスでくたびれる。本心で話せていることなんてほぼないし、その場でただその時に適した発言とキャラクターを作っているにすぎなかった。
30歳を過ぎてからはその努力もほぼしなくなってしまい、どういう風に捉えられてももういいやと考えるようになったが。
どこに向かえばいいのか、何をすることが自分には合っているのか。
何かにはまって、どっぷりと身を沈めてみれば得られるものがあるんじゃないだろうと模索した日々。
何年間も毎日本を読んでみたり、毎日毎日アホみたいに映画を観たりして、知識を蓄えまくったら面白いことになるんじゃないかなと思って試したこともあった。
自分に合いそうだとか楽しめそうだと少しでも感じたのならば、量をとりあえずこなしてみようともがき続けた。
自分は仕事には全く興味がもてず、いつでも他のことに意識や気持ちが向く。
目の前のことをほぼ見ていないし、違うことばかりを考えている。
だからまともに人の話をきいていないし、なんとなくで答えてしまう。
それでいいんだろうなと思う。
無理に合わせる必要はない。
今の場所に馴染めないのなら少しずつズラしていけばいい。
ちょっとずつ形を変えていけばいい。
そう思う。