読書習慣が身につくと、頭の中に現実とは異なる。もう一つの、自分だけの世界を形成することが可能となる。
そこは何者にも邪魔されず、自分だけの空間である為、何をするのも勝手だ。
決して、誰にも覗かれることも、壊されることも無い。いわば精神世界のようなものだ。
その世界を手にすると、現実の世界も非常に生きやすくなる。
少々の事では心が乱されないし、何が起きようともあまり動じることがなくなる。
また、周囲のことにあまり興味がなくなり、愚痴や噂話などに全く耳を傾けようなどと思えなくなる。
それほどまでに現実世界に、頭の中の世界は影響力を持っている。
以前、この様な話を何かの書で読んだことがあり、そんな大げさなと思っていたのだが、案外オーバーな話でもなく、本当にその様な事が起きることを学んだ。
この感覚を身に付けるには、ある一定量以上の読書量は求められる。
数で言えば、1,000冊位であろうか。
もしかすると、それよりも少なくても、頭の使い様によっては築くことが可能かもしれない。
一度、その世界に足を踏み入れると、もうあまり現実の世界に変にのめり込むことがなくなるだろう。
一歩身を引いたところから、全体を見渡せる為、闇雲に走るような生き方をしないで済む。
その世界を体験したいならば、今すぐに本を開こう。
とにかく読んで読んで、読みまくるしかない。