他人を支配し、行動をの方向性を強要してくる人間がどうも苦手だなと昔から感じている。
当時は、どうしてこんなにも誰かに自分が望んでいないことを勧められるのが苦痛なのかと疑問に思っていた。 自分が天邪鬼であり、素直に意見やアドバイスを受け取れないダメな人間なのかと考えて、よく落ち込んでいたのだが、別にそれでもいいんじゃないかと思えるようになってきた。
したくもないことを無理にしても、心の苦痛はずっと付きまとうし、そもそもやる気も出ない。そんな状態で何かをすることは精神衛生上良くない。 自分のしたいことを力を注ぐべきである。
すごく簡単な話からいくと、飲み会の誘いが強引な人なんてのも苦手である。 まるで、会費無料のイベントであるかの様な口ぶりで呼んでくるけれども、そこには飲食代4~5000円の影が確実に存在している。
若い内から何々を始めたほうがいいとか、これを買ったほうがいいとか、こんな保険に入ったほうがいいというアドバイスを、当人は親切心で言っているようだが、それが負担にしかなっていないことは多々ある。 いえ大丈夫です、と答えようものなら、どうしてなのか? せっかくの助言をと怒り出したりで本当に厄介である。
なぜ、〇〇はいいよ、ぐらいの口ぶりで終わらせないのだろうか。 気になるのなら自分で調べるし、したいと思えば質問したり、そもそも自分から始める。 そういうことを分かって欲しい。
こうしなさいとか、自分は他人に強要しない。 自分はこういう生き方しかしないと、信念を持つことしかしてない。 それなのに、誰かに自分の考えを押し付けていると思われてしまうのはなんだか変だ。
自分がどのような信念を持つかってことと、他者へ行動を強要することを、一緒のことと捉えてしまう人々が、世界を悪くしている気がしてならない。