ぼくは基本的に喋らない。
黙ってヘラヘラしていることが多い。
グループで話してる時も、合の手みたいな感じで笑ってるだけ。
本当に楽しい時しか笑わないけど。
これは、口下手で、うまく話せないからというより、そういうポジションが一番得をするということを知っているからだ。
ただ単にずる賢いだけである。
喋り過ぎる人は嫌がられる。
集団で話していると、1人は必ず、話したがりな奴がいる。
別にそれが場の雰囲気に合ってたり、皆が参加出来るような話題であればいいのだが、そうでないことは多い。
ただ単にベラベラと自分の話をし続け、注目を浴びたいだけだったりすると、最悪だ。
そういう奴に限って、周囲の人々の思ってることに鈍感だ。
もういいよという顔をしているのに、全く気付く気配がない。
人は、話を聞いてくれる人が好き。
基本的に人は皆、自分の話を聞いてくれる人が好きだ。
例えば、興味あるような顔をして、へー、とか、ほー、とか言ってみるといい。
相手はきっと喜ぶはずだ。
というわけで、黙って話を聞いてると好かれる。
ヘラヘラしよう。
表情もけっこう重要だ。
真顔だったり、しかめっ面してたら、相手は話にくくなる。また、よっぽど話がツマラナイんだろうなと思わせてしまう。
というわけで、ヘラヘラしよう。
見本としては、テレビアニメの「ちびまる子ちゃん」のヒロシをイメージしてもらうといい。(一応解説しておくが、ヒロシとは、主人公、まるちゃんの父だ。)
あの、うすら半笑い顔だ。
これがベストだと思う。
相手の警戒心を解くのにもってこいだ。
気付いたら、会話の中心になってる。
そうやって、黙ってヘラヘラしてると、皆、気をよくして、色々と話しかけてくる。
その結果、話の中心に居ることが多い。
お笑い芸人でも、必死に喋ってる芸人より、なんかヘラヘラして座ってるだけの人のほうが、いい扱いを受けてたりする。
つまり、喋らないないだけで、なんか得をする。
おしまい。
この人は口も堅いんだろうなと思われることが多くなると思う。そうなると、個人的な相談を持ちかけられたりする。
中には結構、重い打ち明け話をされる可能性だってある。相手は、あなたを信用して話してくれたことを忘れてはいけない。