思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

これまでに見てきたものを文章にすること。

幼い頃から観てきた映画のことなどを思い返してみる。
そこに自分が見てきた景観や記憶のワンシーン、ワンフレーズなどを足していく。
すっかりと何もかも忘れ去ってしまったと思うていたが、敢えて立ち止まり振り返ることで、ここまでに至るのに沢山の経験を重ねてきたのだなという事実を知る。

ぼんやりと生きてきて、特段、何かしらの思い出を振り返ることもなく、ただ毎日を消化するだけの日常を送っている。
忙しく働きながら、自宅には寝るために帰り、本当にしたいことや、見たいこと、理解していきたいことなど、そういったものを改めて見つめなおしてみる機会を得ることもなく、年月だけが過ぎていく。
それはとてつもなく、もったいないことだなという感覚がある。
なるべくは文章として残していき、どんな人生を歩んできたかを個人的に振り返るようにしていくと、思いもよらない発見があるのではないだろうか。

布団の中で目を閉じ、過去を回想していると、断片的に何の脈絡もなく、様々なシーンが蘇ってくる。
本当に何でもないような退屈な言葉が、ずっと心に響いていたり、誰もが記憶していないような一瞬の出来ごとを繰り返し脳内で再生してしまったりする。

それらを繋げていけば、なにかしら小説ができるのではとか考えたりするが、それを言葉に落とし込むまでに記憶を再生して表現していく力は不足している。
何度も繰り返し、言語化することを挑戦していけば出来そうではあるが、脳裏に浮かんではすぐに消えてしまうものばかりだ。

1人で見た景観よりも、誰か他人と見たものが強く印象付けられている。
ということは、多くの人間たちと関わりは持つべきであり、そこからしか何かしら見えるものが無いのではないだろうかと考える。

膨大な情報を上手く処理していき、それを適切なアウトプットが出来る人間は本当に偉大だなと感じる。