思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

記憶を旅する。

 


頭のなかで旅をしたことはあるだろうか?
旅と言うと旅行の想い出を思い返してみると感じるかもしれないが、そうでなく、思い出の場所や風景を思い起こしてみることだ。

 

今日、職場の試験中、解き終えて、退室時間までしばらく余裕があったので、小中高と通っていた出身校を記憶の中で歩いてみた。

 

中高一貫の学校に通っていたため、かもうなり敷地は広く、ウロウロしてみるのは楽しめた。

さすがに12年も通っていただけあって、鮮明に細部まで再現出来た。

 

現実には、もう10年近く訪れてはいない。

記憶の中の風景と現実はかなり異なり、教職員はだいぶ入れ替わりもあっただろう。

通学していた当時は学校が嫌で嫌で仕方がなかった。特に高校3年間は早く卒業して、どこか遠くに行きたい。なんて思っていた。

 

今となって思い返してみても、別に楽しくはないが、今の自分を形成している一部なんだと思える。

あそこで何を学び、何を得られたか、よく分からないが、少しは血となり肉となったことはあったのではなかろうか。

 

 

最後の記憶 (徳間文庫)

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