自分が仲良くなる相手の傾向は常にバラバラであり、法則性がない。
趣味が似ているとかの共通点を持った人とは話が確かに盛り上がったりするが、それが必須の条件というわけでもない。
一体どういった所に惹かれて、もっと話したいとか感じたりするのだろうと思っていた。
【目次】
非日常的知識を持った相手と交流したくなる
何がきっかけであったかは忘れてしまったが、最近、改めて自分がこれまでに仲良くしてきた相手を1人1人思い出してみる作業を行なった。
その結果、1つの結論が導き出された。
役に立たない知識に強い関心を持つ相手に、自分は興味を持つことが分かった。
役立たないとは、ずいぶんな言い草ではあるのだが、それが事実なのだ。
- 別段、知らなくても生活に困らない。
- 日常のなかで使用するタイミングが皆無に等しい。
- 突然、相手に話題を振っても、「は?」と言われてしまうようなこと。
そんなことに情熱を持てるような人が好きなのである。
なぜ好きかといえば、自分の知らない世界の話を聞くのがとにかく楽しいからだ。
話の中身が自分の日常と、かけ離れれば、かけ離れるほどに面白い。
身の回りのことにしか興味のない人は、狭い世界に生きている
先日読んだ、記事のなかに気になる項目があったので丸々引用したいと思う。ちょっと長くなる。
世界に負けない科学教育がある場所、国立科学博物館へ行こう | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン
ビジネスマンでも企画力とか商品開発力とかがなかったり、新規事業を起こすといったことができない人たちに共通した傾向に、「自分の半径5mくらいのことしか興味がない」というのがあると思っているんです。
5mか、遠くても50mで、そこから先に行っちゃうと本当に興味がない。目の前にあるパソコンか、せいぜい社内の人だけ見てるとか、そういうオジサンっているでしょ。
この間もある対談で「スマホはもうそろそろダメになるんじゃないか」なんて話してる人がいた。いや、スマホってまだ出てきて10年ですよ。初代iPhoneから10年でここまで来たんだから次の10年後のスマホは、なくなるどころか、もっととんでもないものに変化している可能性の方が高い。その人のスマホ観はiPhone6が7になったけどあまり変化がなかった、みたいな、たかだか1年しか見てないわけですよ。10年前はガラケーしかなかったのを忘れてる。
少し内容を省いたりして読みやすくしたが、自分の半径5mくらいにしか興味を持てない人はとにかく視野が狭い。
短期的にしか物事を判別出来ないし、常識やルールに縛られきっている傾向にある。
いわゆる、頭が堅いということである。
そういう人たちは往々にして、融通が効かないうえに、少々メンドくさい。
簡単に言ってしまえば、あまり付き合いたいと思えない。
自分の世界を持った人が好き
ちょっと変わった人と仲良くなる傾向にあるとかを、度々言われたことがあったの思い出した。
変わった人というのは、聞きようによってはマイナスなイメージであるが、実際は「自分の世界をきちんと持てている人」という意味になるだろう。
こういうのは好奇心の問題なので、頭の良し悪しでは測れない。
受験などの学習における頭の良さは、決められたことを機械的に反復して暗記していく作業であり、ヒラメキや自分なりの解答は求められない。
だが、仕事で何の役にも立たないようなことを学習するには、自分なりの解答を持つ必要が出てくる。その世界は、正解が無く無数の道が広がっているからだ。
興味の向くままに新しいことを始めていこう
さて、半径5m以内の人間に留まらないためにはどうしたらよいのか?
その答えは、何でもいいから少しでも気になることは片っ端からやっていけということに尽きる。
自分は読書が幼い頃から好きだった。
一時期は遠ざかっていたのだが、数年前にとあるキッカケで熱が戻ってきた。
明けても暮れても本ばかり読んでいたら、いつの間にか読破数は2000冊を超えていた。読むのも仕事とは全く関係ない分野のモノばかりであり、小説でも無いので、他人に何を読んでいるかを説明するのが難しいことが多い。
だが読書がきっかけで、読書会に度々参加するようになったし、文章を書くのも好きになれた。
役に立つとか役に立たないとか、そんな損得感情ばかり気にするのでなく、どんどん挑戦していこう。