人に期待なんかしないほうがいい。
期待してしまうと精神衛生上よくない。
無駄な怒りの感情が発生したり、裏切られたと感じることさえある。
すべては勝手に自分で思っていること。
自分のなかで作り出した幻想に過ぎないのに苦しめられる。
若い頃は、期待ばかりしていた。
歳を重ねるにつれて
「自分は自分。人は人」
がうまく染みてきた。
自分にも期待しない
だが、最後の希望。それは自分。
そこへの期待はずいぶんと高めに持ち続けてしまった。
限界を作ってしまうことはよくない。
「やろうと思ってやれないことはない。1人でも出来ている人がいたらそこに可能性はある」
そう考えながら生きてきた。
しかし、自分を苦しめる結果しか招かないような期待はやめたほうがいい。
自分を厳しく律し続けてきたこともあった。わりと甘やかすことなく過ごしてきた気はする。弱い心に負けないようにと。
精神論で戦うことのストレス
「オレならできる。できるはず!」
で、辛い毎日を過ごしてしまうくらいなら、
「まあしょせん、こんなものでしょう」
で生きるほうが良いのかもしれないと思うようになった。
若い頃の無限の可能性とでもいおうか。
まだオレはなんでも出来ると無駄に頑張っていた。
もうそれなりに歳を重ねてきたので、その無限の可能性みたいな幻覚に惑わされることが減った。
必要以上の期待をしなくなった。
人は好きなことしかできないし、
楽しいことしか頑張れない。
興味のないことは頭に入ってこないし、勉強する気になれない。
お金のためだけに生きることは自分の価値観とそぐわない。
誰とでも仲良くしなくてもいい。
興味の持てない相手には挨拶だけしていたらよい。
自分だけで考えたり実行することは効率悪く、負荷も多い。
出来ないことやしたくないことは人に任せる。
誰からも好かれるように、なんて考えなくていい。
嫌われてしまってもよい。
自分はたいした人間じゃない。だから知らないことや分からないことばかりでもいい。気になることは勉強したらいい。
人にも自分にも期待しないように生きる。
期待するから疲れるし、怒ってしまう。