思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

ぼくがこれまでに影響を受けた作家たち。

これまでに影響を受けた作家を羅列していきたい。

とにかくその人の考え方や手法を、自分のものにしたいと思わせてくれた人たちについて。

 

1.宇都出雅巳

 

 

 

宇都出雅巳さん。記憶術や勉強法、速読法について書かれている著書。

自分が読書や勉強を始めるきっかけになったお方。

本を読むことは苦手だったし勉強は本当にできなかった。

今でも勉強が出来るようになったと言い切れるわけではないが、どうやれば暗記できるかとか理解していけるかとかの学習方法自体にはある程度の自信がもてるようになった。

根性がないとかやる気やモチベーションが自分は低すぎるのだ、とか、記憶力がめちゃくちゃ弱いから仕方ないといった言い訳を自分にしなくなった。

宇都出雅巳さんの本に出会ってなかったら、今の自分は存在していないといっても過言ではないと思う。

速読もできるようになったし本当に色々と学ばせていただいた。

 

2.稲盛和夫

 

 

京セラや第二電電(現KDDI)などを創業し、日本航空(JAL)を再建した実業家。

稲盛和夫さんの本から人間力や仕事力について学んだ。

自宅の壁に稲盛さんの格言を貼っていたほどだった。

人並み以上の努力をしろ、人間として何が正しいかを考えて生きなさい、ひとつのことに打ち込むことが結果的にすべてのことを知ることとなる、といった言葉などを書き写していた。

辛いときや自分の生き方に自信を持てなくなったときには、稲盛さんの言葉を念仏のごとく小さくつぶやいて心を沈めていましたね。

 

3.成毛眞

 

 

日本マイクロソフト社の元社長。

成毛さんの「こだわりを一切もたないことをこだわりとして生きる」という考え方にひどく感銘を受けた。

始めたことはずっと続けなければならないという呪縛からも脱することができた。

興味の移りゆくままに、その時はまっていることをどんどんやっていきなさいという主張にはとても心を救われた。

また、成毛さんのおかげでノンフィクションジャンルの本の面白さを知ることができた。

現実は小説よりも奇なり、とは本当なのだなと痛感させられた。

本は10冊同時に読みなさい、本を読まない人はサルである、といった言葉には刺激を受けた。

自分の興味の幅、知識量を増やしてくれたお方だ。

 

4.椎名誠

 

 

日本で1番有名なエッセイスト、旅行家。

10代の頃に『岳物語』を読んだことはあったが教科書に出てくるような文章を書く人というイメージしかなく、読書の対象とはしていなかった。

大人になってから椎名誠の本の面白さを知り、椎名さんの本は多分100冊以上読んだと思う。

ぼくはほとんど海外には行ったことはないけれども、椎名さんのおかげで世界の文化や面白い風習を知ることができた。自分ではとうてい行くことのできないような辺境の地などの話を読んでワクワクさせられた。

世界の広さや、自分の視野の狭さを知ることができた。

 

5.pha

 

 

元日本一有名なニート。現在は文筆家として活躍。

phaさんのおかげで仕事や人間関係のストレスから解放された。

お金を遣わなくても楽しいことが世の中には沢山あるのだということを知ったし、

~しなければならない、といった思い込みや強迫観念から脱することができた。

また、文章を書くことの面白さや読むことの楽しさ教えてくれた。

phaさんの本に出会えたことで自分の生き方の軸が定まったなと思う。

 

6.中島らも

 

 

小説家、エッセイスト。

酒に酔って階段から転落し、頭を打って亡くなられてしまった。

自身の作品に負けないくらい破天荒な方で、これぞ作家だと感じさせてくれるお方だった。自分が存在を知ったのは亡くなられたあとだったので存命中から作品を追ってきたわけではないが、中島らもの文章のあまりの面白さにほとんどの著書を読み倒した。

アル中だしドラックもするわでめちゃくちゃな生活をしていたけど仕事にはとても真剣な方で、それこそ死ぬほど働かれていたようだ。

何を書くにしても資料をきっちりと集めて、読み込んで、最後までストーリーを頭のなかで完成させてから書き始めていたと聞く。

中島らもの言葉で好きなものがある。

「もし、あの時あちらの道を選んでいたら、という選択肢は存在しない」というもの。

その時、考え抜いてそちらを選び取ったわけで別の道はどうしても選ぶことができなかったはず。なので、そこに選択肢が他にあったように思えてしまえるが実は最初から一つしかなかったのだというもの。

これを読んで目の覚めるような思いがした。

なるべくして今の自分になっているし、他の自分なんてものは存在しなかったのだということ。今の自分に自信が持てるようになった。

 

 

本は読めば読むほどに、自分の先生が増えていく。

本を読むことだけが人生のすべてではないけど、本を読むほうが人生には彩りがでる。

人を深く知るためにはその人が書いた文章を読むのが一番だと思う。

そうなると本を読むことでその人を理解することができるし、その人が生涯で学んだことを知ることができる。

ここまでに紹介してきた6人以外にも自分の先生となった作家は大勢いる。

自分のなかに何か特別な感情を持てる作家に出会ったのならば、その人が書いた本は全て読んでしまうといいかもしれない。