息子の成長を見るのは楽しい。
毎日、ちょっとずつ新しいことが出来たり、どんどん上達していく。
教えてもないことをやったり、一度やってみせたことを覚えていて試したりしている。
好奇心旺盛で、どんなことも新鮮だから楽しくて仕方がないのだろう。
赤ちゃんは、目に映るものや聞こえることをよく観察している。
そして真似るのが本当に上手い。
学習能力がはっきり言って大人よりも素晴らしい。
「習おうとするんじゃなくて盗め」「習うより慣れろ」といった、昭和のオッサンがいいそうな言葉が脳裏によぎった。
この言葉を聞くたびに、会社勤めのときは反発していた。
「マニュアル用意しとけよ」「お前だって最初はできなかっただろ」
「文章化されてあったらすぐに理解できるわ」
といった具合に。
しかし、息子を見ていると、「盗め」だの「慣れろ」といった言葉もあながちデタラメではないのだなと思えてきた。
赤ちゃんは、
面白い、楽しい、やってみたい。
といった好奇心がすべての原動力である。
大人だって、その気持ちを失っていない限りは学ぶ力を強化できるはずだ。